「CAD（Computer Aided Design）」とは？
「Computer Aided Design」の略称である「CAD」。日本では「キャド」という名で親しまれており、直訳すると、コンピューターによるデザイン支援のことです。そしてCADは、その名の通り、コンピューターが製図などを支援してくれるシステムの総称として広く使われています。そのため、その導入は、作図作業を大幅に効率化してくれます。紙図面の場合苦労を要する修正や変更も簡単です。また、コンピューターのサポートがあるので、寸法や面積の整合性もとれているうえに計算も簡単にでき、人為的ミスも起こりにくくなります。さらに、紙ではなくデータ化された図面ゆえ、管理しやすく複数人で情報を共有しやすくなるところもCADを導入するメリットです。
CADを導入する際に注意すべきポイント
CADの導入には費用がかかります。また、誰もがすぐ使いこなせるシステムでは基本的にありません。製図に習熟するためには、ある程度の育成期間が必要です。また、何を目的に導入するかを明確にしておかないと、宝の持ち腐れになる可能性も十分あります。導入すれば必ず役立つシステムではありません。そもそもCADを導入して何を改善したいのか。使いこなすことではなく、何のためにCADを導入するのか。そこを明確にし、オペレーター全員がそのゴールを共有する必要があります。そしてその上で、その用途に最もあったシステムを選ばなければ意味がありません。CADと一言で言ってもその種類もさまざまです。機能や操作性も大きく異なります。用途に一番あったものを慎重に選びましょう。
電気CADは、電気関連に特化したシステムソフトです。電気設備に関わる設計図の作成をするときにサポートします。